【富士フイルムのミラーレスカメラ】キットレンズ比較レビュー!※XC 15-45mmとXF 18-55mm
(2021年9月更新)
XC 15-45mmとXF 18-55mm比較レビュー
私の拙いブログへアクセスいただいた方で
最も多い流入検索キーワードが、
「XC 15-45」。
数の多さで言えばおそらくキットレンズとして探している方だと推測。いろんな富士フイルムのカメラのキットレンズとなっています。
キットレンズと言えば…
XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ
XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS
この2つのレンズを調べている方も多くいるのでは?
と思い、この2つのレンズを用途に応じて使い分けている私の記事が参考になればと思い書いてみます。
まずは外観から
レンズ装着 XC 15-45mm (カメラX-E4)
レンズ装着 XF 18-55mm(カメラX-E4)
データ比較(よくあるデータ比較表はナシ)
データで参考になるものをシンプルに上げていきます
重さ
XC 15-45mm →135g
XF 18-55mm →310g
※X-E4やX-T20(T30)との組み合わせだと、
15-45mm →500mlのお茶のペットボトル
18-55mm →500mlのお茶のペットボトル+大きめおにぎり1個
という程度の重さですね。
長さ
※XC 15-45mmば電動ズームなので、収納時(電源オフ)と焦点距離でウィーンと音をたてながら変わります。
※XF 18-55mmのみレンズフードがついています。
XC 15-45mm →
(収納時)4.42cm
(広角端/15mm)6.52cm
(望遠端/45mm)6.21cm
XF 18-55mm →
(広角端/18mm)7.04cm
(望遠端55mm)9.79cm
※レンズフード含めない長さです
手振れ補正
XC 15-45mm →3段
XF 18-55mm →4段
シャッタースピード1/20秒までなら、どちらのレンズも手持ちでも問題なく手ぶれなしで撮れます。1/15秒でも連写して何枚かはブレなくという感じ!
(ストラップを首や肩にかけピーンと前へ引っ張り固定しながらのライブビュー撮影です)
もっと頑張ればさらに遅くても撮れると思いますが、私はだいたい1/15秒を目安に手持ちを諦めて他の方法を探し出します。微妙にブレている微ブレが大嫌いです。。手持ちに固執せずに他の方法を考えます。
海外レビューサイト比較
XC15-45mm
XF18-55mm
(有名なレビューサイト記事からの引用)
※縦軸の数値が高いほど解像度が高いです。例えばXC15-45mmでは、広角端15mmと開放F値3.5が、80lpmmに達しておりこれは数十万する単焦点レンズと同等の解像度。キットレンズでは約1万円で買えてしまうレンズがこんなに画質良いのはおかしいですよね笑。
このデータを見る限り・・・
XC15-45mmがほぼすべての焦点距離で勝利していますね?
XC15-45mmは、15mmから30mmまでは私も本当に画質が素晴らしいと感じています。
でも、XC15-45mmは30mmこえたあたりから
個人的には画質は低下し、XF18-55mmにまったく及ばないと思っているのですが・・・。
他の富士ユーザーも私と同じ感想な方が多いですね。
作例 XC 15-45mm
前のブログ(下記)にも書きましたが、広角端15mの画質が非常に良好。単焦点レンズ並みです。寄れるのもgood!なので簡単なブツ撮りが簡単に撮れちゃいます♪
(レンズ端から47mmまで寄れる)
※2枚目のかき氷の写真はパステル調のゆるふわ設定で撮った写真です。加工はしていません。富士フイルムの成せる業です。
XC-15-45mmはとてもコンパクトなので、大きいレンズでご飯などのテーブルフォトを撮って周りから目立つようなことはありません^^
fujinon-soratokodomo.hatenablog.com
15mmという広角と寄れる特性を活かして、普通の公園のちっちゃな花壇の花もこんな風に撮れます。
↓ 下のような変哲もない花壇で、上記のような写真が撮れます。
XC15-45mmはめっちゃ寄れるので花に接触しないギリギリまで寄れば撮れちゃいます。なかなか広角でここまで寄れるレンズないですよ〜!
旅行先では風景を撮るのも15mmは広くてよいです。オートフォーカス機能あるレンズで15mm広角を実現して135gという軽さは素晴らしいです。
日の出を撮る人を、撮る。
XC15-45mmは、15mmの解像度が素晴らしいんです。これら風景写真は撮ってからの編集ゼロです!jpeg撮って出し!
作例 XF 18-55mm
コントラストも高く色ノリも良い!画質もクリアで透明感ある絵が出てきます。ダイナミックレンジ100%・ISO200で撮れれば、画質に不満はないでしょう。ちょびっと線が太いかな?という程度。
オートフォーカスも抜群!旅行先なら、高倍率ズーム(富士フイルムだと18-135mm)が欲しくなるケースはあると思いますが、私はこのレンズでだいたいOK。トリミングしても画質が良いのでそこまで破綻しません。
走る子どもも余裕です。練習は必要です。
XC 15-45mmおすすめの方
軽さは正義の方(自身ではなく嫁さんが←大事)
135gという軽さと小ささ。これだけです。
うちの嫁は、X-E4+XF18-55mm(674g)で「重い!」といって一度も持ち出してくれません笑。
X-E4+XC15-45mm(499g)の組み合わせはママ会などに何回か持ち出しています。
なんでか質問すると、「軽いから」と思いきや、
「小さくてカバンに入るから」でした。
なるほど、持ち運び便利だからか…!確かに、小さな子ども連れて何処かに出かける時は、カバンのなかパンパンですよね。
風景やスナップを撮りたい方
「15-28mm程度は抜群の解像度を誇る」と評価されるこのレンズ。35mm換算で、22mm〜42mmの画質が良好で135gなら、気軽に風景撮りたい方やスナップを撮りたい方には良いでしょう。体への負担が少ない。広角端15mmを使えば旅先の料理も綺麗に撮れますし。
XF 18-55mmおすすめの方
画質を求める方(全ズーム域)。クリアな画質は素直に嬉しいです。
透明感あるクリアーな絵です。現代のカメラの綺麗な写真って感じを、一番最初に使ったときに思いました(←表現難しい。。)
※XC15-45mmは、30mmより上のズーム域での画質は、「やっぱりキットレンズだなぁ」という感じです。他カメラメーカーのキットレンズよりは断然いいと感じていますが(キヤノンAPS-C用とは比較済み)。
でもスマホで見る分には十分です。そしてもちろん、スマホで撮るより綺麗です!!
動きものを撮りたい方
オートフォーカスも十分追従しますので、お子さんが走っているシーンも余裕です。ワンチャンは、距離が足りれば十分使えます。
※XC15-45mm は、電動ズームなのでズームがスムーズにはいきません。撮りたいズーム域まで焦ったいです。オートフォーカスの際もファインダーがチカチカしてグイングインとフォーカスリングがピント合わせのため前後するので、動体は向きません。
★無償のファームウェアバージョンアップ(2020年6月)により、このAF時のグイングインして合焦しない不具合がなおりました!
高級感を求める方
レンズ自体の造りもチープさは感じられないです。
XC15-45mmはおもちゃ感があります。
明るいレンズが欲しい方
F値(レンズを通してカメラに取り込む光の通り道)が、2.8-4と比較的明るいレンズです。
F2.8以下のレンズは明るいレンズと呼ばれています。家の中や施設内だと、屋外と比べて暗く光量が少ないのでF値が小さいほうが良いです。
F4でも、夜に家の中でISO6400まで感度を上げて、シャッタースピード1/200秒で走り回るお子さんを撮れます。
※ISO感度は、数値が高いほど、画質が悪くなります。いくつまでよいのかは人によります。私は、富士フイルムならISO6400まで許容範囲。ダイナミックレンジは100%にします。
(キヤノンのAPS-C(kiss)を使ってた時は、ISO1600が限度でした。そう考えると、同じ規格・価格帯の富士フイルムのカメラ、画質はめっちゃいいと思います。お子さん撮りで使うのに、本当におすすめします。)
以上です!