【富士フイルム XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR レビュー】飛行機・野鳥・海・子どもポートレートを最新の望遠レンズで撮る!
「望遠レンズが少ない富士フイルム。」
なんて言われてましたが、ついに70-300mmが発売されました!
300mm以上の望遠レンズとしては
100-400mmはありましたが、それ以外がなし。
(このレンズ、何より高い!価格.comでみると19万円以上の値札です。ハイアマチュアでもないただのアマチュアの私。手が届かないレンズでした。重くてデカイのもマイナス点。)
キヤノンレンズをアダプターのfringerを使うしかないような状況が長〜く続いてました。
そこで、この70-300mmです。発売を心待ちにしておりました!!
もう即買いです。簡単なレビューです!!
焦点距離は35mm判フルサイズ換算で
107mm-457mm相当です。
重量580g!
コンパクトで軽いです。
マップカメラさんの記事で「スマホより短い」と記載があって、そうだっけ?となって比較したら本当にそうでした(笑)
一緒にテレコン(XF1.4X TC WR)を買いました。
この写真はテレコンのみ付けている状態。
はじめてテレコンなるレンズを買いましたが、こんな形状なんですね。
このテレコン1.4と700-300mmの組み合わせ、最高でした。
この1.4倍のテレコンをつけることで
98〜420mm(35mm判フルサイズ換算149〜640mm相当)へ!
これから作例貼りますが、殆んどの写真はテレコンつけて撮っています。画質の劣化は私はまったくといっていいほど感じませんでした。
この日は、2011年以来の10年振りに黄砂が東京でも確認されるという日で、黄砂によって視界が。。
RAW現像でかすみの除去が必須でした。
管制塔。
セントレアのスカイデッキ、私を含めてこのとき4人しかいません。朝8:30という離陸が多い時間帯です。
おそらく親子。
親子で飛行機の写真撮りにいくの羨ましい。
不思議に思ったのが、ニコンとキヤノンでメーカー違うカメラでした。
親子でレンズ共有できないのか。笑
ハーフマクロも撮れます。
最短撮影距離は83cm(ズーム全域)。
0.33倍の最大撮影倍率(35mm判フルサイズ換算0.5倍相当)なので望遠マクロレンズとしても使えますよ〜
飛行機撮影、AFも速いレンズで楽々でした。
ただし、ズームするとAFがなかなか合わなくなります。
▼森林公園
愛知県の尾張旭市にある森林公園。カワセミが年がら年中いるという書き込みがあったのでいきました。
※今回はカワセミ会えませんでしたが、他の鳥さんをいっぱい撮ってきました。あとお花です。時期的に桜も。
いつのまにかF値が14に。絞りリングを触っちゃったみたいです。
ピントの背景抜けが多く、やはりむずかしい。腕をあげる必要もありますが、まだこの手のAFはこの最新のレンズとX-T4でも難しいのでしょうか。
こちらはプリAFで撮影。サギですかね?そろりそろりと忍び足で、狩の瞬間までじっと静止。その間、ずっとシャッター半押しでプリAF待機。シャッター押してから20コマ前に戻って記録できるので撮れた写真です。
web なので縮小してアップしているので解像度落ちてますが、拡大するとまだこの魚の目は死んでおりません。このあと、いっき飲みされます。
メジロさんに出会えた瞬間、とてもハッピーな気持ちになりました。
カワセミさんにどうしても会いたかったので、リベンジ試みます。
▼海
本当は夕日に照らされるビーチを撮りたかったのですが、、
嫌になるくらい、どんよりと気味が悪いような憂鬱な午後のビーチでした。
そこで富士フイルムのフィルムシミュレーションの「ブリーチバイパス」が見事にはまりました。このシーンは記憶色ではなく記録色ですよ。撮影しながら画面をみて、そのまんまの色味でかつ「どんよりさ」も見事に表現できています。富士フイルムにしか出せないのでは??
※今までテレコン1.4をつけましたが以下はすべてつけていません。70-300mmのみです。jpeg撮って出しです。
上記の流木を、最短撮影距離で300mm撮影したのが下記の写真。
ハーフマクロって良いですね〜
砂粒の形ってこんなに綺麗だったんだと、わかるくらい大きくうつります。
こんなどんよりしたビーチでは「海がきれいだね」という会話はないのでしょう。
今回の写真、全部を一日で撮りました。
年度末に有休とって、平日に一人旅です。
※有休とると家族サービスになるのでいつも通りにスーツを着て朝早く出かけました。笑
軽くてコンパクトなので、1日撮りましたがカメラの重みによるズッシリ肩や首が重くなるような疲れはありせんでした。カバンにも楽に入るのがいいですね。
▼ポートレート(公園で子ども)
やはり天気の良い日に撮ると写真も写りがいいですね〜
至近距離でも、ピンボケすることなく動体を追えます!余裕でした◎
こちら2枚、望遠レンズだから撮れる写真ですね。
上記は1・2枚目ともに絞りは開放です。1枚目は望遠端300mmです。
(ここからはX-T20で撮っています)
XF50-140mmF2.8 R LM OIS W があります。
レンタルして使ったことがあるのでとっても素晴らしいレンズで欲しいのですが
高いのと、今の私では使う用途がほぼない。。
※価格.comで約16万円
※体育館の運動会で使いました。子どもが大きくなって体育館でうのスポーツを部活で選んだら買うかもしれません。
ただ、このXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRレンズには
「ボケがうるさい」という欠点があるという海外レビューがあがりました。
デジカメinfo(海外のDPReview)に、
「ボケがうるさくポートレートには向いてない」とありました。
そうですね、、
「二線ボケ」と「年輪ボケ」は目立ちます。
確かに、背景によってはボケが滑らかで美しくなりません。
でも背景を選んで、寄って撮れるなら綺麗なのかな、と思います。
それが先に貼った上記の写真2枚です。
こちら、年輪ボケ・二線ボケのために、望遠効果で背景が圧縮されて折り重なることで
ボケがうるさく感じます。
これらくらいの背景なら、私は気になりません。
藤の花の蜜を吸うミツバチ。
背景の茶色の幹のボケが二線ボケで滲んでいます。
※望遠端300mm。解像度は素晴らしく、ミツバチのお腹周りの黒い体毛の数を数えられます。
背景ボケの対処法は、、
寄れるレンズなので可能であれば、寄って撮ることで
背景をよりボカして背景を綺麗に撮る工夫をすることでしょうか。
とにかく、富士フイルムに手軽な望遠レンズである70-300mmが出たことに感謝です。
(今年もコロナで開催はないと思いますが・・・。 )
やっぱり望遠レンズ、楽しいです。
テレコン1.4では画質の劣化も私では感じられず大満足!
買って後悔することはないレンズだと思います。