子どもの肌の色をフィルムシミュレーションで比較
人の肌色を、
カメラ写真で綺麗に出したい!
誰もが思うと思います。
カメラが違えば写しだされる色が変わります。
カメラの仕上がり設定もそうです。
※仕上がり設定→ピクチャースタイル、ピクチャーコントロール、フィルムシミュレーションなどメーカーにより名称異なる
私の場合は、子ども写真がメインなので、
子ども写真に適した色って何だろう?
と常日頃、考えるわけです。
富士フイルムのカメラを使っているので、
富士フイルムの仕上がり設定(フィルムシミュレーション)で子どもの肌色を比較していきます。
比較する写真は、カメラ内RAW現像をしていますのですべて同じ設定です。
※カラー±(彩度)を私の好みに合わせて変更しています。
下記の相関図で各フィルムシミュレーションの特徴を確認してから、
写真をみるとよりイメージがわくと思います。
【フィルムシミュレーション相関図】
下表は各フィルムシミュレーションの階調(メリハリ)と彩度(鮮やかさ)をまとめたものです。表の上に行くほど階調が硬くなり、表の右に行くほど彩度が高くなります。
1枚目は、「PRO Neg. Std」です。
記憶色の富士フイルムですが、記録色の忠実設定は「PRO Neg. Std,カラー+2」になります。
※以前、キャノン80Dを使っていたときはピクチャースタイルを「忠実設定」にして撮っていました。なので、私個人としても「PRO Neg. Std,カラー+2」に設定した写真はすごく懐かしく感じるので、あぁこれは忠実設定なんだな、と思います。
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並び順です!
①PRO Neg. Std
②PROVIA
③クラシッククローム
④ASTIA
⑤PRO Neg. Hi
⑥エテルナ
⑦クラシックネガ
⑧クラシックネガ
⑨エテルナブリーチバイパス
⑩エテルナブリーチバイパス
※⑦以降は、pro3以降の新しいフィルムシミュレーション「クラシックネガ」「ブリーチバイパス」です。まだ作例が少ないのでちょっとした比較を増やしています。
①PRO Neg. Std
③クラシッククローム
④ASTIA
⑤PRO Neg. Hi(NH)
⑥エテルナ
⑦クラシックネガ
⑧クラシックネガ
※個人的に好きな色合いです。
⑨エテルナブリーチバイパス
⑩エテルナブリーチバイパス
※カラーをMAXの+4にしています
いかがでしょうか?
FUJIFILMのカメラで子ども写真をずっと撮ってきた私の意見ですが…
→かわいらしいPOPで鮮やかな印象の子ども写真です。ほっぺが赤い子どもはさらにキュートに赤くなりますね。ファンタジー系も合うので、ディズニーなどのテーマパークはこのPROVIAが合う気がします。
クラシッククローム
→いまは一番これを使っています。子どもがいま5歳の年中さんで、少しずつ成長してきたことも影響あるかも(ほっぺが赤くぷっくりしている幼児のときはPROVIAが一番好きでした。)
カラー設定は、室内はカラー0~+1で、屋外でカラー+2と使い分けています。
PRO Neg. Std
→これは、今のこども写真ではほとんど使わないですね。生まれたばかりのとき(生後数か月)の赤ちゃんで多用しました。あとは他の記事でも書いた「ゆるふわ設定」で使うくらいです。
子ども写真以外ではけっこう使います。特に女性のポートレートですね。仕事で多用します。忠実設定なのでお客様へ出すときも反応がいいです。
fujinon-soratokodomo.hatenablog.com
ASTIA
→これは私の好みかもしれませんが、子ども写真やポートレートではあまり使いません・・・。理由は、肌が黄色くなるからです。でも、ネットではASTIAをポートレートで使う方が非常に多いので、WB調整から光の当て方など環境設定をちゃんとすると、階調がソフトなフィルムシミュレーションなので人物撮影には適しているとは思います。。
PRO Neg. Hi
→今回の写真のような逆光時は◎かと。曇りのコントラストが低いときに適しているという説明もあります。
あとは男性のポートレートでよく使います。
エテルナ
→動画はシネマティックVlogとして作成しているので、すべてエテルナ使っています。
いまのところ子ども写真ではほぼ使っていません。理由は、5月末にX-T4を手に入れてから使えるようになったフィルムシミュレーションだからです。X-H1から導入されていて、まだXシリーズとして2年くらいの歴史ですね。
秋・冬から春にかけてでの使い勝手が良さそうです。柔らかい諧調なので子どもににはぴったりですね。
クラシックネガ
→とてもエモイフィルムシミュレーションです。X-T4を買ったときはマイブームで、こればっかり使ってましたが、飽きがきます(笑)。そしてまたふと、使いたくなるという。カスタム設定で自分好みの色を見つけることができればシーンに合わせて常用になります。
よく合うシーンは、夕方でしょうか。夕焼けでオレンジ色の陽を浴びた写真はとっても素敵ですね。
夏は、夜の花火で使うのがお気に入りでした。
ブリーチバイパス
→いや~これは動画でたまに使ってみる程度ですね。子ども写真では今後も使わない気が・・・。取り扱いが難しい分、はまるシーンがあれば超絶写真が生まれそうだな、と感じるフィルムシミュレーションです。
ということで、富士フイルムはやはり色再現が素晴らしく、こども写真にも最高です!
私の子ども写真の使い方としては、
生後~数か月の赤ちゃん:PRO Neg. Std
ハイハイ~3歳:PROVIA
※長男のときは富士フイルムカメラ持ってなかったので、2人目の子どもが生まれたときはPRO Neg. Stdを使いました。理由は、やはり「生まれたままの姿」を写すという忠実設定でしょうか。
子どもの成長は嬉しいですが、何歳くらいで写真撮られるのを嫌がるかな…。
新しいフィルムシミュレーションでたときにまだ撮らせてくれるかな笑。